ピンバーは、相場の反転を捉えやすいローソク足として知られています。それでも、リアルタイムでは見逃されがちです。
理由は、チャートを常に見ていないことと、判断基準がはっきりしていないことです。ヒゲや実体で迷っているうちに、相場は動いてしまいます。
そこで、ピンバーを自動で検出し、確定した際にアラートとスマホ通知で知らせるインジケーター「pinbar-touch-alert」を開発しました。
MT4・MT5対応で、設定もチャート上で完結します。
オリジナルインジケーター「pinbar-touch-alert」とは?

「pinbar-touch-alert」は、単にピンバーが出たら矢印が出るだけのインジケーターではありません。最大の特徴は、「チャート上に表示される操作パネル」です。
通常、インジケーターの設定を変更するには、プロパティ画面を開いて数値を入力し直す必要があります。
このインジケーターなら、マウス操作だけで「ヒゲの長さ」や「反応するサイズ」を瞬時に調整可能です。
「pinbar-touch-alert」の主な機能

視覚的なサイン表示
上ヒゲが出現すると「水色」のサイン
下ヒゲが出現すると「ピンク」のサイン
3つの通知機能

チャート上で完結するパラメーター調整(スライダー機能)

ここでは、チャート上に表示される各ボタンとスライダーの操作方法を解説します。
難しそうに見えるかもしれませんが、触ってみればスマートフォンのアプリのように直感的に理解できるはずです。
※pinbar-touch-alertは上ヒゲ・下ヒゲを別々で判断しています。
スライダーの数字以下の場合にサインが出ます。仮にスライダーの数字を20にした場合は実体が全体の20%以下の場合となります。
実体を0にした場合、サインが出にくくなるので少なくても1%以上にされる事をおすすめします。※1分足であれば0%でもサインが出ます。
初期値は0になります。長さの指定が無い場合は0のままが良いでしょう。※0=0pips以上
あまり短い足のピンバーが嫌な場合はATR×1倍、少し長い足で判定した場合はATR×2倍くらいがおすすめです。
スライダーは0倍~5倍まで選ぶ事が出来ます。
長さの指定が無い場合は0のままが良いでしょう。
画面の見方と使い方の完全マニュアル

Openボタンを押すと、詳細な設定パネル(スライダー等)の表示/非表示を切り替えられます。チャート分析の邪魔になりません。

ピンバーの条件によっては連続で出る時間帯もあります。Repeatボタンをオフにすると連続でサインが出なくなります。

ピンバーは頻発して出るものではないのでRepeatはオンのままで問題ありません。Repeatボタンがオンの時は連続でピンバーが発生した場合、全てサインが出ます。
ON(緑色)の時、サインが出た際にPC上でアラート音が鳴ります。
ON(緑色)の時、 サインが出た際に、スマホへのプッシュ通知が届きます。(※MT4/MT5側で事前にメタクオーツIDの設定が必要です)。
そもそも「ピンバー」とは? 初心者向け基礎講座

ここからは、このインジケーターを最大限に活用するために、トレードの基礎知識を深めていきましょう。「ピンバー」という言葉は知っていても、なぜそれがチャンスなのか?
ピンバーの形状と心理

ピンバー(Pin Bar)とは、「ピノキオの鼻」に似ていることから名付けられたと言われています。長いヒゲ(鼻)が特徴で、反対側に実体が寄っているローソク足のことです。
画鋲っぽい見た目でPINをイメージしますが、長いヒゲ(=鼻)が一般的となります。

一度価格が大きく下がったが、そこから強い買いが入って、結局元の位置近くまで戻された」ことを表します。
つまり、下に行きたくないという「拒否」のサインです。

つまり、上に行きたくないという「拒否」のサインです。
ピンバーが効きやすいのは、その場に「はっきり負けた人」が生まれる形だからです。たとえば長い上ヒゲなら、ヒゲの先端あたりで「ここから上がる」と信じて買った人たちがいます。
でも実際は上がりきれず、価格が押し戻されます。すると彼らは含み損になり、「これ以上は耐えられない、早く出たい」と感じます。
その「損切りの売り(逃げ)」に、ピンバーを見て新しく入る「戻り売り」が重なります。売りが一度に増えるので、価格が短時間で下に走りやすくなる、という仕組みです。
勝率を劇的に上げる「おすすめ設定」と「エントリー手法」
「pinbar-touch-alert」を使えばピンバーは簡単に見つかりますが、全ての矢印でエントリーしてはいけません。
インジケーターはあくまで「計算式通りの形」を教えてくれるツールであり、相場の環境認識まではしてくれないからです。
ここでは、このインジケーターを使った具体的な攻略法をお伝えします。
ピンバーは「どこで出たか」が重要(環境認識)
ピンバーは形そのものより、「どこで出たか」が重要です。チャート上ではピンバーは頻繁に出るため、形だけで判断すると、ただの値動きに巻き込まれてすぐ否定されやすくなります。
大切なのは、その場所が多くの参加者に意識されているかどうかです。何も根拠のない場所では、たまたまヒゲが伸びただけで注文が集まらず、反転が続きにくくなります。
その結果、方向感が出ず、振り回されやすくなるのです。
レジスタンス(抵抗線)での上ヒゲピンバー

過去に何度も上昇が止められた価格帯では、売りが入りやすくなります。
そこで上ヒゲの長いピンバーが出るのは、上に伸びたものの売りに押されて戻された形で、上方向への動きが否定されたサインとして見られます。
サポート(支持線)での下ヒゲピンバー

過去に何度も下落が止まった価格帯では、買いが入りやすくなります。
そこで下ヒゲの長いピンバーが出るのは、下に割れそうになったのに買いで押し戻された形で、下方向への動きが否定されたサインとして見られます。
移動平均線(20MA・200MA)にタッチしたピンバー
移動平均線は多くのトレーダーが意識しているため、価格が近づくと売買が集中しやすく、反発や失速といった値動きが出やすいポイントになります。
そのため、ローソク足の形にも相場参加者の判断がはっきり表れやすくなります。
上昇の流れの中で価格が20MA付近まで下がり、そこで下ヒゲの長いピンバーが出た場合は、下方向への動きが否定され、押し目買いが入り始めた反応と考えられます。
反対に、下落の流れの中で価格が20MAや200MA付近まで戻り、上ヒゲの長いピンバーが出た場合は、上方向への動きが否定され、戻り売りが入り始めた反応として整理できます。
「pinbar-touch-alert」のおすすめ設定レシピ

相場の状況やトレードスタイルに合わせて、以下の設定を試してみてください。
一般的に「ピンバー」とされる最も基本的な設定は、「ヒゲの長さがローソク足全体の 2/3 以上」となり、この条件を満たすローソク足を、ピンバーとして検出します。
UP-HIGE / DN-HIGE (ヒゲ率): 66 または 67
ピンバーの定義である「実体の2倍以上のヒゲ(=全長の約66.6%以上)」に準拠させるため。
pinbar-touch-alertは切りの良い70%以上がデフォルトにしています。
JITTAI (実体率): 30
残りの33%のうち、少しの遊びを持たせて実体が残っていても許容するため。
ATR× (ATR倍率): 0.5
極端に小さいローソク足を排除しつつ、標準的なサイズの足を検知するため。
PIPS (最小値): 0 ~ 5 (通貨ペアによる)
基本はATRでフィルタリングするため、ここは0でもOK
反転の根拠として強い「長いヒゲ・極小の実体」のみを拾う設定です。シグナル数は激減しますが、ダマシ(ノイズ)を減らせます。
UP-HIGE / DN-HIGE (ヒゲ率): 75 または 80
全長の3/4以上、あるいは4/5以上をヒゲが占める「強い拒否」のみを抽出するため。
JITTAI (実体率): 10
実体がほぼない「同事線」やそれに近い形のみに限定するため。
ATR× (ATR倍率): 1.0
理由: 直近50本の平均的な変動幅以上の大きさを持つ、目立つローソク足のみを対象とするため。
PIPS (最小値): 10 (ドル円等の場合)
スプレッド負けを防ぐため、ある程度の実値幅を確保するため。
トレンド中の小さな押し目や戻りを拾うため、多少形が崩れていても反応させる設定です。
UP-HIGE / DN-HIGE (ヒゲ率): 50
「カラカサ」や「トンカチ」といった、ピンバー準拠の形状を広く拾うため。
JITTAI (実体率): 40
実体がやや大きくても、反発のプライスアクションとして認識するため。
ATR× (ATR倍率): 0.0
小さな値動き(調整局面)でのサインを見逃さないようにするため、ボラティリティフィルターをオフにします。
MT4・MT5への導入方法
ここでは初心者の方のために、インジケーターのインストール方法を解説します。
ダウンロード
記事下部のリンクから「pinbar-touch-alert.ex4」(MT4用)または「pinbar-touch-alert.ex5」(MT5用)をダウンロードしてください。
MT4・MT5のダウンロード方法は関連記事をご確認下さい。

MT4・MT5を起動し、左上のメニュー「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。


開いたフォルダの中から MQL4(または MQL5)→ Indicators フォルダを開きます。
先ほどダウンロードしたファイル(pinbar-touch-alert.ex5)を、この Indicators フォルダの中にドラッグ&ドロップで入れます。
MT4・MT5を一度再起動します。

ナビゲーターウィンドウに「pinbar-touch-alert」が表示されているはずです。
それをチャート上にドラッグ&ドロップもしくはダブルクリックをすれば「pinbar-touch-alert」が起動します。
よくある質問(FAQ)
スマホだけで使えますか?
残念ながら、MT4/MT5の仕様上、カスタムインジケーターはPC版(Windows/Mac)でしか動作しません。ただし、PCを立ち上げておけば、サインが出た時にスマホへ「Push通知」を送ることは可能です。これを活用すれば、チャートに張り付く必要はありません。
どの通貨ペア、時間足推奨ですか?
全ての通貨ペア、全ての時間足で動作します。おすすめは「15分足以上」です。1分足や5分足はノイズ(一時的な動き)が多く、ピンバーの信頼度が下がります。初心者のうちは、1時間足や4時間足でゆったりトレードすることをおすすめします。
本当に無料ですか?
完全無料です。使用期限もありません。多くのトレーダーに正しいプライスアクション(ローソク足の動き)を知ってほしいために公開しています。



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