「金融庁が警告」ハイローオーストラリアが危険な理由を徹底解説

金融庁から警告を受けているハイローオーストラリア ハイローオーストラリア
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ハイローオーストラリアは
2025年6月30日で閉鎖されます

ハイローオーストラリアは金融庁の無登録業者として警告を受けています。本記事では、警告の理由や利用時のリスク、国内バイナリーオプションとの違いを初心者にも分かりやすく解説!

このページで分かる事
項目 内容
金融庁の警告理由 ハイローは日本の金融商品取引業の登録を行わず、日本の投資家にサービスを提供しているため。
警告回数 ハイローは過去3回(2010年・2019年・2023年)。運営法人や所在地を変更しながら日本市場に参入。
利用者の法的位置づけ ハイローで取引することは違法ではないが、トラブル時はすべて自己責任で、法的保護はない。
無登録業者のリスク トラブル発生時に返金や補償はほぼ不可能。突然の閉鎖や資金没収のリスクがある。
射幸性・依存性の問題 ハイローは最短15秒取引と高ペイアウト率で射幸心が強く刺激され、ギャンブル依存に繋がる恐れがある。
高額ツール詐欺の横行 「必ず儲かる」と騙り、高額な情報商材やツールを売りつける詐欺が多発。金融庁も警告中。
国内バイナリーとの違い 国内は金融庁の監督下で資産保護や救済措置あり。海外は無登録で、利用は完全自己責任。

ハイローオーストラリアが金融庁に警告を受けている理由

金融庁がハイローを
警告しているそもそもの理由

そもそもハイローオーストラリアが金融庁に警告を受けている理由は、日本の金融商品取引法で定められた「金融商品取引業者」としての登録を行っていないからです。

この登録は、日本国内で金融商品(株式、FX、バイナリーオプションなど)の取引サービスを提供する場合に必要(必須)とされています。

ハイローオーストラリアは日本に拠点がないにもかかわらず、日本の投資家向けに取引サービスを提供しており、この点が問題となっています。

日本では金融庁に登録せずに金融商品取引を行うことは違法とされており、ハイローオーストラリアもその対象となる可能性があります。

警告理由
項目 内容
該当法令 金融商品取引法 第29条(金融商品取引業の登録義務)
規制内容 日本国内で金融商品取引業を行うには、金融庁への登録が必要。登録を受けていない業者は取引サービスの提供・勧誘は禁止されている。
違反内容 ハイローオーストラリアは登録を行わずに、日本の個人投資家向けにバイナリーオプション取引のサービスを提供している。これにより「無登録業者」とされ、警告が発せられた。
主なリスク 無登録業者との取引は、資産の損失・トラブルが発生しても日本の法律による保護や救済措置が受けられない。

ハイローオーストラリアは金融庁に3回警告を受けている

コロコロ変わる
ハイローオーストラリアの住所

ハイローオーストラリアは、過去3回にわたり金融庁から警告を受けています。これは、運営会社名・所在地・ライセンスを変えながらも、日本市場でのサービスを続けてきたためです。

項目 内容
警告回数 1回目
年代(時期) 2010年頃
運営法人名 Highlow Markets Pty. Ltd.
登記住所 Level 14 Macquarie House 167 Macquarie Street Sydney NSW 2000 Australia
ライセンス情報 オーストラリア ASIC ライセンス
警告日 平成27年11月
項目 内容
警告回数 2回目
年代(時期) 令和元年(2019年)
運営法人名 HLMI Ltd
登記住所 Trust Company Complex Ajeltake Road Ajeltake Island Majuro Republic of the Marshall Islands MH 96960
ライセンス情報 マーシャル諸島 金融ライセンス
警告日 令和元年10月25日
項目 内容
警告回数 3回目
年代(時期) 令和5年(2023年)
運営法人名 HLMI Markets International Limited
登記住所 Po Box 590 Suite 9 Henville Building Charlestown Nevis
ライセンス情報 バヌアツ共和国 VFSC ライセンス
警告日 令和5年9月25日

ハイローオーストラリアは、運営開始当初、オーストラリアに拠点を置き、厳格な規制があるASIC(オーストラリア証券投資委員会)のライセンスを取得していました。その後、拠点をマーシャル諸島に移し、ライセンスを取得しました。マーシャル諸島では、ライセンス取得が容易で規制が緩いとされています。

現在は、バヌアツ共和国のVFSCのライセンスを取得して運営されていますが、こちらもライセンス取得が簡単で、規制が緩いことで知られています。

金融庁に警告を受けているがハイローでの取引は違法では無い

ハイローオーストラリアでの
取引自体は違法では無い

金融庁から警告を受けているハイローオーストラリアですが、日本国内から取引を行っても違法にはなりません。

現在、日本の法律では、ハイローオーストラリアのような海外のバイナリーオプション業者を利用することは禁止されていません。そのため、取引を行ったからといって、罰則や罰金などを受けることはありません。

現状の立ち位置
項目 内容
利用者の立場 個人利用者が海外業者と自主的に取引すること自体は、日本の法律で禁止されていない。
法律の適用範囲 日本の金融商品取引法は、国内で無登録営業をする業者を規制する法律。
罰則の対象 罰則の対象は「業者側」であり、取引を行った「利用者」ではない。
自己責任の原則 法的保護がないため、トラブルや損失はすべて自己責任となる。
金融庁の警告内容 「無登録業者との取引は危険である」と警告しているが、利用行為を違法とはしていない。

とは言え何かトラブルが発生した際は金融庁から守って貰えないので、不安な方はハイローオーストラリアで取引しない方が良いでしょう。

ハイローオーストラリアのライセンスは何も守れない

ハイローのライセンスは
ほぼ無意味

「ハイローオーストラリアはライセンスを持っているから安心」と言われがちですが、万が一のトラブルがあっても、そのライセンスが利用者を守ってくれるわけではありません。

バヌアツ共和国のライセンスとは?
  • 取得が簡単
  • 投資家保護の制度がほとんど整備されていない。
  • トラブルが発生しても、救済措置や補償は基本的に行われない。

日本国内のバイナリーオプションは、金融庁の厳しい審査や規制があるため、資金の保護やトラブル時の救済措置がしっかりしています。

一方、バヌアツなど海外の業者は規制が緩く、トラブルが発生しても全て自己責任となります。

国内バイナリーオプションなら金融庁が守ってくれる

国内バイナリーオプションは
金融庁が守ってくれる

国内バイナリーオプションは全て金融庁に登録されているので、何か問題が起きても金融庁が必ず守ってくれます。

金融庁の保護範囲
国内(金融庁登録業者) 対応・サポート内容
顧客資産の分別管理 利用者の資金は業者の資産と分けて管理され、業者が倒産しても顧客資産は法的に保護される仕組みがあります。
金融庁の監督・検査 金融庁が定期的に業者の経営や運営を監査し、法令違反や不正があれば業務停止命令や免許取り消しなどの厳しい処分を行います。
相談窓口の設置 金融サービス利用者相談室を通じて、利用者からの苦情やトラブルの相談を受け付け、問題解決のためのアドバイスや対応を行います。
認定紛争解決機関(ADR) 中立的な第三者機関が、事業者と利用者の間の紛争を裁判外で解決し、公平で円滑なトラブル解決をサポートします。

国内バイナリーオプションと異なり海外バイナリーオプションは全て自己責任になります。

海外バイナリーオプションで最も怖いのは「突然の閉鎖」です。

国内のバイナリーオプションのように顧客資産の分別管理が行われていないため、業者が突然閉鎖すると資産を失うリスクがあります。

「Option888」、「24Option」、「EZTrader」のいずれも、突然の閉鎖により多くの顧客が資産を引き出せなくなり、一部の顧客は資産を失いました。これらの業者は、規制が緩い国に拠点を置いていたため、法的手段で資産を取り戻すことが非常に難しい状況でした。

金融庁はハイローオーストラリアを危険視している

金融庁はハイローオーストラリアを含めた海外バイナリーオプション全般を危険視しています。詐欺や高い射幸性に関してはホームページで警告しています。

ハイローオーストラリの射幸性は異常

ハイローオーストラリアの
射幸性・依存性は高い

国内バイナリーオプションは、金融庁のルールで「最短2時間ごと」にしか取引できない決まりがあります。

実際に、取引時間を2時間にする事で、取引の抑制をする事が出来ます。

一方ハイローオーストラリアの取引時間は最短で15秒となっています。この超短時間取引は射幸性が高く中毒性や依存性を高めるリスクがあります。

射幸性・中毒性・依存性
項目 詳細
高い射幸性 ハイローオーストラリアの短時間取引(15秒、30秒)では、結果がすぐに分かるため、偶然の利益への期待(射幸心)が強くなります。これにより、ギャンブル的な心理が働きます。
脳内の報酬系活性化 短時間取引では、脳内の報酬系が活性化し、ドーパミンが分泌されます。これが「もっと稼げるかも」という期待感を強め、次の取引を欲する動機になります。
中毒性(依存症) ドーパミンの過剰分泌により「次は勝てるかもしれない」と感じ、取引を繰り返すうちに自己コントロールが効かなくなります。ギャンブル依存症と同じ仕組みです。
精神的リスクと影響 取引の繰り返しで感情が不安定になり、ストレスや焦りが増加します。精神的に追い込まれ、冷静な判断が難しくなることがあります。
依存症への移行 結果の不安定さから取引を繰り返し、「今度こそ勝てる」という期待が強くなり、依存症に繋がる危険性があります。

実際に金融庁も以下の様に警告しています。

バイナリーオプションは、比較的少額で購入でき、取引における損失額はオプション料に限定されることから、一見、リスクの低い取引であると誤解を招きやすいうえ、安いオプション料に惹かれペイアウトを受け取る可能性が低い取引を選好し、短時間で損益結果が判明するために、安易に何度も取引を行ってしまうおそれがあります。そして、短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれがあります。
引用:金融庁

海外バイナリーの周辺は詐欺だらけ

高額ツール詐欺に
要注意

海外バイナリーオプション周辺は詐欺だらけになっています。バイナリーオプションの詐欺に関しては金融庁も警告しています。

大学生など20歳代を中心に、友人やSNSを通じて知り合った相手から、「必ず儲かる」などと勧められ、バイナリーオプション取引の投資分析ツールの入ったUSBメモリなど、高額な情報商材を購入した後に、海外無登録業者との取引に誘導され、取引を始めたが、「多額の損失が発生した」「業者と連絡が取れない」「解約できない」などのトラブルが急増しています。
引用:金融庁

最近起こったバイナリーオプションの詐欺事件も紹介しておきます。

この詐欺は、SNSで知り合った男性からの勧誘がきっかけで始まりました。

被害者のAさんは、「勝率83%」と謳われたチャート分析プログラムを紹介され、システムの使用料として37万円を支払いました。しかし、いくら取引を続けても収益はわずか5万円しか得られず、約束されていた「初月で100万円の利益」はまったく実現しませんでした。

やがてAさんは支払いのためにカードローンを利用することになり、生活は困窮。紹介してきた男性とも連絡が取れなくなり、最終的には司法書士に相談する事態になりました。

このような詐欺は、SNSを通じて若い人をターゲットにし、「成功者」を装って信用させ、確実に儲かると偽って取引に誘導するのが特徴です。

特に、海外のバイナリーオプションでは高額なツールを使った詐欺が多発しています。怪しいツールや高額な情報商材には手を出さないよう注意しましょう。

そもそも日本人はギャンブル依存になりやい

日本は
ギャンブル大国

日本では、ギャンブル依存症に関する有病率に関する詳細な調査は限られていますが、厚生労働科学研究によると、2013年度(平成25年度)において、ギャンブル依存症が疑われる人の割合は約4.8%と推計されています。

この割合は世界的に見ても多くなっています。

国別のギャンブル依存症
国・地域名 ギャンブル依存症有病率
香港 1.8%
米国 0.9%
マカオ 1.78%

日本人がギャンブル依存症になりやすい理由は、いくつかの要因が影響しています。

まず、パチンコや競馬など、ギャンブルが身近で日常的に行われており、アクセスが容易です。また、精神的なストレスや社会的圧力も、ギャンブルを逃避手段として使う理由となり、依存症に繋がりやすくなります。

これらの要因が重なり、日本人がギャンブル依存症に陥りやすい状況を作り出しています。

ハイローオーストラリアが金融庁に登録する事は無い

ハイローが金融庁に
従う事は今後も無い

ハイローオーストラリアは、日本で人気の海外バイナリーオプション業者ですが、日本の金融庁の許可を取得していません。

なぜ、日本の規制下に入らないのでしょうか?

その理由は「規制を受けることでユーザー数が減少する」からです。

金融庁に登録を行えば、金融庁の厳しいルールに従わなければならず、その結果、ハイローオーストラリアの魅力である「シンプルさや高い利益率」が確実に損なわれています。

国内と海外バイナリーの違い
比較項目 国内バイナリーオプション 海外バイナリーオプション
判定時間 最短2時間 最短15秒〜可能(15秒・30秒・1分などの短期取引が豊富)
ペイアウト率 一律1000円(固定) 1.6倍〜3倍と高水準
取引のシンプルさ やや複雑 シンプル(ハイorローを選ぶだけ)
リスク 外れた場合、投資額は全額没収 外れた場合、投資額は全額没収
規制 金融庁の厳しいルールに従う 海外ルールの下で運営(日本の規制には非対応)

ハイローオーストラリアの取引方法は「High」か「Low」を選ぶだけで、勝てば2倍前後、負ければ全額没収と非常にシンプルになっています。

国内バイナリーのチャート

一方、国内バイナリーオプションは画像の様に購入する位置を決める必要があります。

国内バイナリーオプションは、1枚あたりのペイアウトが1000円の固定で、購入価格は50円~950円の程間で変動し、たとえば900円で購入して当たれば、利益は100円、逆に50円で購入して当たれば950円が利益になります。

また取引時間も最短で2時間と決まっていますので、頻繁に取引したい方からすると、海外バイナリーオプションに魅力を感じてしまいます。

ユーザー数が減るであろう金融庁の規制をハイローオーストラリアが受け事は今後100%無いと個人的には思っています。

国内バイナリーオプションも危険

国内バイナリーオプションも
相当危険なのは確か

海外バイナリーオプションは、射幸性が非常に高く、依存症のリスクや詐欺被害の危険性も指摘されています。

しかし、国内バイナリーオプションも決して安全とは言えません。

規制があるものの、射幸性や依存性が高いため、利用には十分な注意が必要です。

国内バイナリーの危険性 内容
高額取引が可能 規制があるとはいえ、1回の取引で200枚まで購入が可能。たとえば1枚500円なら、1回の取引で10万円を投じることになる。
短期間での大損失 1日10回取引すれば、数百万円以上を動かすことも可能。連敗が続けば、短時間で数百万円を失うリスクもある。
依存症のリスク 大金を短期間に賭けられるため、射幸心が煽られ、興奮や快感によって取引を繰り返しやすくなる。結果として、依存症のリスクが高まる。
パチンコより危険 パチンコでは1日で多くて10万円程度の損失が一般的だが、国内バイナリーオプションではそれを超える損失が短時間で発生する可能性がある。

ハイローオーストラリアで取引してはいけない方

ハイローオーストラリアの
デモ取引で確認しよう

ハイローオーストラリアはデモ取引が可能になっています。このデモ取引で「興奮」してしまう方はハイローオーストラリアで取引すべきではありません。

金融庁のホームページにも「射幸性」と言う言葉が使われています。

ハイローオーストラリアは短時間取引や高いペイアウト率など「興奮」する要素が多くなっています。興奮した状態が続くと冷静な判断が出来なくなり、依存してしまいます。

例えるならパチンコで負けている状態から逆転した時に出る「興奮」がハイローオーストラリアの取引でも出る可能性があります。

もし今までにパチンコや競馬・競艇などで興奮を覚え、その興奮により自信を制御できなくなり、借金をしてしまった方は絶対にハイローオーストラリアで取引すべきではありません。

バイナリーオプションはギャンブルでは無いのですが、ギャンブルに近いものがありますので、ギャンブル依存症の方は利用しないのが一番でしょう。

まずはデモ取引で数日間取引を起こって、本当に冷静でいられるか、そして興奮していないかを冷静に判断される事をおすすめします。

ハイローオーストラリアのデモ取引は完全無料でいつでも利用する事が出来ます。

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