ハイローオーストラリアは
2025年6月30日で閉鎖されます
ハイローオーストラリアの取引で、MT4を併用している方は多いと思います。
その中でも、「ハイローオーストラリアの配信元はFXCMだから、FXCMのMT4が一番良い」とよく言われています。しかし、実際に使ってみたところ、ある「致命的な欠点」があることに気づきました。
それは、チャートが「フリーズ」してしまうことです。
特に短時間取引をしている場合、チャートが止まると取引に大きな影響が出てしまいます。
タイミングが命の取引で、これは致命的な問題と言えるでしょう。
このページでは、FXCMのMT4と他のMT4を徹底的に比較し、ハイローオーストラリアで本当に使うべきMT4を詳しく紹介しています。
項目 | 内容 |
---|---|
ハイローのレート配信元 | FXCM、LMAX、NewChanceFX。外国為替はFXCMが使用されている |
FXCMのMT4の特徴 | レート配信元だが、チャートがフリーズしやすく、短時間取引には不向き。 |
FXTFのMT4の特徴 | ハイローのレートに最も近い数値を表示。国内FX業者なので安心感がある。 |
XMのMT4の特徴 | 反応が非常に敏感で、スキャルピングや15秒・30秒の超短期取引におすすめ。 |
FXCMの問題点 | 頻繁にチャートがフリーズする。反応が遅く、ヒストリカルデータの取得が困難。 |
どのMT4がおすすめか? | レートの近さ重視ならFXTF、動きの敏感さ重視ならXM。FXCMは無理に使う必要なし。 |
ハイローオーストラリアのレート配信元
ハイローオーストラリアは公式サイトで、配信レート先を公開しています。
- FXCM
- LMAX
- NewChanceFX
外国為替では「FXCM」が使用されているので、本来であればFXCMのMT4がハイローオーストラリアのチャート通りの動きをするはずです。
その為、ハイローオーストラリアを攻略するなら「FXCMのMT4」が良いと言うサイトも見かけますが、実際に調べてみると「FXCMのMT4」が一番ではない事が分かりました。
とは言え、FXCMはダウンロードが簡単で直ぐに使う事ができるので、初心者の方がMT4の練習で使う分にはメリットが多いと言えます。
MT4をダウンロードされたことが無い方は一度FXCMをダウンロードされる事をおすすめします。
FXCMのMT4をダウンロード
ダウンロードしよう
FXCMのMT4は登録無しで直ぐにダウンロードする事が出来ます。今までにMT4を入れた事が無い方でMT4に興味のある方は試しに入れてみるのも良いかと思います。
「FXCM MT4 ダウンロード」と検索するとFXCMの「Download MetaTrader4」が出てくるのでダウンロードページへ移動します。
「DOWNLOAD METATRADER4」をクリックします。
ダウンロードを開始します。
ダウンロードが完了するとMT4が起動して利用する事が出来ます。
通常MT4を使う場合、FX会社に登録するか、無料で発行されるID・パスワードを入力する必要があるのですが、FXCMのMT4はそれら作業の必要がありません。
MT4は公式サイトからダウンロードできない
動きが異なる
MT4は現在公式サイトからのダウンロードが出来ない様になっています。その為MT4を利用する場合は、FX業者が提供するものを使用する必要があります。
MT4業者が提供するMT4毎に動きが異なるので、なるべくハイローオーストラリアの動きに近いものを選ぶ必要があります。
今回の検証で使用するMT4
比較しています
FXCMのMT4がハイローオーストラリアの攻略に適しているかは、他のFX業者のMT4と比較をしなければ分かりません。
その為、比較的簡単に入手する事が出来るMT4で比較する事にしました。
- FXCM
- FXTF
- XM
FXCMは、外国為替(FX)やCFD取引を提供するオンライン取引業者で、1999年に設立され、世界各地でサービスを展開しています。
FXCMのMT4は登録不要で使う事が出来ます。
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン株式会社)は、日本国内でFX(外国為替証拠金取引)サービスを提供する金融商品取引業者で、MT4(メタトレーダー4)を利用した取引環境が特徴になっています。
FXTFは国内FXなので安心して利用する事が出来ます。
FXTFは公式サイトの「デモ申込」より「FXTF MT4」を選ぶとデモ取引用のID・パスワードを教えてくれます。後はFXTFよりMT4をダウンロードしてID・パスワードを入力するだけになります。
MT4の入れ方はMT4操作マニュアルに乗っていますので、そちらをご確認下さい。
操作マニュアルを読んでも分からない方は、FXCMのMT4をご活用下さい。
XMは、世界中で利用されているオンラインFX・CFDブローカーで、豊富な通貨ペアと低スプレッドが特徴です。最大レバレッジは1000倍で、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
XMはIB報酬と呼ばれるアフィリエイト報酬を目的に多くの人が群がっています。報酬目当てにXMを勧めている事が大半なので注意が必要です。
XMのMT4を使用するにはXMへの登録が必要となります。そこまで難しくはないのですが、FXCMやFXTFに比べると導入までに手間がかかるので、いきなりXMを選ぶ必要はありません。
FXCMのMT4の問題点
フリーズしやすい
FXCMのMT4には致命的な欠点があります。それが頻繁に起こる「フリーズ」です。
まずは動画の冒頭をご確認下さい。
FXCMのMT4だけ動いていない事が分かります。FXCMのMT4は他のMT4に比べて反応が遅く、よくフリーズを起こします。
フリーズする時間は数秒~数十秒なので、10分以上の取引であればそこまで問題は無いのですが、超短時間取引をされている方にとっては致命傷になります。
バイナリーオプションで15秒・30秒・1分取引をされている方がFXCMのMTを参考にするのは危険なので、利用されない事を強く推奨します。
ハイローの値に一番近いMT4はFXTF
FXTFが一番近い
ハイローオーストラリアのチャートと「XMのMT4」・「FXTFのMT4」・「FXCMのMT4」を比較してして、ランダムで抜き出した結果になります。
この結果からハイローオーストラリアのチャートに一番近い数値を出しているのは「FXTF」と言う事になります。
FXTFはハイローオーストラリアの配信元ではないので、多少のズレはあるのですが、配信元であるFXCMより近い数値となっています。
FXCMは反応速度も遅くフリーズもちょくちょく発生するので、配信元とは言え優先して使う理由がありません。
XM | FXTF | FXCM | ハイロー |
---|---|---|---|
149.554 | 149.561 | 149.552 | 149.563 |
149.577 | 149.589 | 149.581 | 149.588 |
149.596 | 149.603 | 149.599 | 149.604 |
149.553 | 149.566 | 149.561 | 149.566 |
149.544 | 149.554 | 149.545 | 149.554 |
149.539 | 149.549 | 149.545 | 149.550 |
一番敏感に反応するのはXM
XMがおすすめ
XMのMT4はハイローのチャートと比べると、数値に大きなズレが生じます。0.01円程のズレはあるのですが、FXTFやFXCMより動きが敏感で、ハイローと同等の動きをしています。
スキャルピングや15秒取引など超短時間取引をされているかたはMT4が敏感に動くXMを選んだ方が良いでしょう。
動きの敏感さを例えるとXMが「60fps」でFXTFとFXCM「30fps」と言った感じになります。動画をその動きの差を注意深くご確認下さい。
FXCMはヒストリカルデータの取得ができない
FXCMはレート配信元なので、ヒストリカルデータを取得する事が出来れば過去チャートの分析を正確に行う事が出来ます。
しかし、2025年3月時点でヒストリカルデータを取得する事ができません。
ヒストリカルデータがあるとされるURLへ行くと、なぜか中国語?で書かれたページへ移動します。
無理やり日本語にして、ヒストリカルデータをダウンロードしてみます。
FXCMを紹介しているサイトではこのダウンローダーでヒストリカルデータが取得できると書いているので実際にダウンロードしてみましたが、プロブラムが起動することはありませんでした。
もしかしたらプログラムを起動させることが出来るかもしれませんが、無理してまで取得する価値があるかと言うと疑問が残ります。
現時点でFXCMは「FTFX以下の値」・「XM以下の動き」・「ヒストリカルデータ無し」となっていますので、FXCMがハイローオーストラリアのレート配信元だからと言う理由で利用する必要は無いと思います。
まとめ
無視して使う必要無し
ハイローオーストラリアでバイナリーオプションを取引するなら、MT4(メタトレーダー4)の併用はとても重要です。ただし、どのMT4を使うかによって、取引の精度や結果が大きく変わります。
よく「FXCMはハイローのレート配信元だから安心」と言われますが、実際にはチャートがフリーズしやすく、短時間の取引には向いていません。
特に15秒や30秒といった短期取引ではリスクが高くなるので注意が必要です。
そんな中でおすすめなのが「FXTFのMT4」です。ハイローオーストラリアのレートに最も近い動きをしており、国内業者という安心感もあります。
また、より動きの速さを求める方には「XMのMT4」が最適です。反応が非常に敏感なので、スキャルピングや短期取引でも素早く対応できます。
結論:FXCMのMT4は無理して使う必要はありません。
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